2023/12/21 ノスタルジー轢殺

昼食を食べに外に出た帰り、ちょうど近所の中学校から大量に生徒が吐き出されるタイミングと被ってしまい、学生の群衆に逆らうような形で帰宅した。中学生のみなさん、手に上履きの様なものを持って列になり帰宅しており、そうか、今日から冬休みか。と気づく。恐らく今日が最終登校日で、授業はお昼までなのだろう。そして、上履きやため込んだ荷物などを持って麗らかな昼下がりに帰宅するのだ。恐らく今日は1年の中でもかなり上位の1日として彼らに記憶されるのだろうな。良いな。ノスタルジーに眩暈がする。大荷物の中学生に周囲を囲まれて、逆らって歩いている瞬間、今青春に轢かれているな、と思った。青春轢殺

 

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とはいうものの、学生時代に戻りたいかと言われれば全くそんなことはなく。やり直したいか、と言われればやり直したいような気もするが。もう一回あの苦行を体系するのはいくら強くてニューゲームだとしても避けたい気持ちがある。学生時代のいいところは「やり過ごせる」ことですね。例え嫌なことや憂いごとがあったとしても心を殺して静かにしていれば自動的に時間割は進み、やり過ごせるのは唯一のいいところだ。大人になってからそれは全く通用しなくなってしまいビビりましたね。心を殺し何もしなければ、ただゆっくりと人生が終わる。こんなに180度違うものなんですか、処世。