2024/01/14 堅実の焼うどん

焼うどんを生まれて初めて作った。焼うどんと言えば、恐らく自炊界のチュートリアルキャラクターであろう。とにかくまずはここから、と言うイメージがある。下手をすれば、パスタとかよりも先に作る人は作るのかもしれない。自炊デビューは炒飯か、焼うどんか、どちらかといった感じか。すなわち自機を男主人公にするか女主人公にするかの選択だ。つまり今日初めて女主人公でゲームを初めてみたのだ。

 

具は長ネギと豚こま肉、味付けは醤油とオイスターソースのみの粗野なもの。

過去、奇跡のうどんを作った際に思ったが、おれは最近調子に乗って料理に調味料を複数入れすぎている。

 

ikumioh.hatenablog.com

 

例えばレシピにおいて「醤油大さじ1」という指定があった場合、「醤油大さじ4分の1とオイスターソース大さじ4分の1、めんつゆ大さじ4分の1と白だし4分の1」を入れる。などしてしまう。こうやって文字に起こしてみるとかなりめちゃくちゃやっている。指定された量はそのままに、内訳で似た風味のものを沢山入れ味の種類を増やす、ということをやりすぎている気がする。典型的料理初心者の暴走。今日、焼うどんに対してその向き合い方はしたくなかった。初心に返り、白だしやみりんを入れたい気持ちをぐっと抑えて淡々と作った。結果、お父さんが昼に作るやつ、みたいな色合いの物体ができあがる。これでいいんだよ。

 

味もシンプルながら野性味溢れる味で非常においしかった。入れる調味料の種類を控えめにすると、豚肉やラードの荒い風味がぼやけずに残るという気付きを得た。何でもかんでも入れれば良いというわけではなかった。奇跡のうどんに対する、堅実の焼うどんである。堅実の焼うどん、葬送のフリーレン