2024/05/08 不安飛行

不安だあ

数日前からずっと不安である。不安であるというか不安がある。登れるかどうかわからない山に登ると言ってしまったからだ。言ったからには登らないといけないが、自信がない。ここでいう山とは仕事のことだ。いつも不安だ。自信をもって走れたことなどない。溺れながら流されている。遠くに巨峰が見える。ぶどうではなく、とんでもない高さの山が見える。登れる気がしない。まだ登り始めていないのに汗が出てくる。

過去のおれが未来のおれに意地悪をしているのだ。おれは、ほおっておくとなにもしないから。過去の自分が未来の自分にわざと困難でめんどくさい課題を押し付けている。誰もおれに興味はないし儀礼的無関心が瀰漫している世の中ではおれがおれをマネジメントするしかないし、その結果、未来のおれに無理をさせるというセルフ制裁の気質だけが青天井に高まって、いつも心が休まらない。一番の敵は過去の自分である。

余裕をリソースに全ツッパして信頼や金銭を無尽蔵にかき集めようという価値観の世の中で、何もしない人間を何もしないままにほおっておくことはとても難しくて、親が子供を学校に無理やり行かせるようにおれはおれの心を無理やり成長させようとしているが、本当は留まり続けたい。なにもしたくない。そこまでしなくてもいい。この世は稼げば稼ぐほど1抜け出来るレースではない分かっている、分かっているが...

 

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同じことをずっとしているだけと言えばしているだけで、同じような不安を抱え続けているだけと言えばだけなので、このループはある種恒常的で見慣れたものだが、だんだんとそのループの円の半径が広がっている実感があり、いつかこの手をすっぽ抜けて無限のかなたへ飛んで行って取り返しがつかなくなる気もしている。仕事は成果の発表であるべきで、鍛錬の場ではないので、そんな風じゃいつかポカる。

しかし、いつも、今回こそは、ついぞ限界だ。と覚悟して取り掛かり、何事もなく終わる。今回もそうだろう。絶対に大丈夫だ。ただこれはおかしなことだ。

 

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不安なら仕事をやれよと思うが友達とこれをやった。夜になると停電するのが恐ろしいが、敵の造形はそこまでおぞましいものではなく、クラフト要素もあるいい湯加減のサバイバルゲームだった。ただちょっとの段差で骨折してしまうのが気になる。