2024/05/22

座りたいスピナーについて考えていた。スピナーというのはスプラトゥーンの武器種のアレであっています。溜めを必要とする代わりに威力の高い弾を高レートで発射することができる、ガトリング砲のようなアレ。

 

スピナーはどれもこれも鈍重な見た目をしていて、さすがのインクリングも基本的には両手で持ち運び運用している。そして誰しも、そのフォルムを見れば思うはずだ、座りたい!と。スピナーはみんな、スツールのような大きさの、ちょうどよい立方体。バランスを崩さないようストッパーが付いているものもある。座れと言っているようなものだ。お尻が吸い込まれるような形をしている。スピナーに座りたい。戦いが終わったあと、始まる前、どちらでも構わないがとにかく座りたい。足をガバッと開いて真正面からまたがってもいいが、個人的には足を揃えてソッ..と腰掛けたい。ガジェットが本来の使い方と異なる実用性を兼ねているとときめきませんか?ただ、最初のうちは座れないだろうな、自分のブキを足蹴にするなんてできるわけないだろう。座りたいと思いながらもどかしい日々が続く、そしてついに、愛機片手になんども実践を積み重ねたあと、いずれ疲労がプライドを上回るときがくる。そのときに魔が差す、行儀が悪いと思いながらも一回座ってしまう。いったん純潔を失ったらあとは早い、一度傷のついたプライドを守る義理は雲散霧消し、むしろ座る方がカッコいいまであると自己保身のために金科玉条を捻じ曲げはじめる。そして毎試合座る。スポーン前に座って、試合後買っても負けても座る。そして倒錯が始まる、座りやすいように本体を改造し、それで割を食って試合に負ける。味方からはそしられて試合には呼ばれなくなる。それはもしかしたら違法な改造かもしれない、ならば公式に出禁扱いされる。そしてすべてを失い、なにもないワンルームで唯一残った違法イグザミナーに腰を掛ける..

 

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ゴーヤチャンプルにマヨネーズと豆板醤を和えたソースを付けて食べるとうますぎる