2024/07/01

朝ごはん:ゴーヤチャンプル、なめこの味噌汁

 

コピペかと思うぐらい同じものばかり食べているが、大量に作り置いたものをモソモソ食べているのでこうなる。同じものをずっと食べていても平気である

 

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「まず牛を球とします。」読んだ、面白かったな。短編集だが、短編としてもかなり短い物語の詰め合わせで読みやすかった。特に、物体から数を剥がす話が面白かった。扱っている題材に対して語り口がかなりライトなのが気になって調べたら、多くが小説投稿サイトに寄稿されたものらしい。確かに、ところどころにネットギークな香りが漂う。ネットロアの語り口に慣れ親しんでいる層にウケそうであり、自分もそうなので、まんまとである。

 

「東京都交通安全責任課」という短編が収められており、これが個人的には印象的だった。AIが発達しほとんどのことがAIに代替される時代、人間にできる仕事は「責任をとること」だけになり...という話で、主人公は「東京都交通安全責任課」という、自分の担当する都内を走る車が事故ったときに責任を取って辞める仕事、に就く。普段の業務はほとんどなく、唯一といっていい仕事は「問題が起こったときに責任を取って辞める」ことである。

サイエンス・フィクションなので未来の話を描いているように見えて、これはかなり、今の話である。自分も、責任を取るためだけに働いてるなあ。と思う。とにかく、現状は報酬に対して背負うものが多すぎるのがいけない。求められる成果物や技術は年々青天井に増加するのにもかかわらず、コンプライアンスはますます厳しくなり、あらゆる出力コンテンツがかなりの責任を伴う。もう、吊られて石を投げられるために物を作ってるよな、そこがゴールで、それ以外の物語の終わりが想像できない。創作の世界に老衰はあるのか、老衰で死にたい