2024/06/17

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これを見た。スタジオポノックにこんな映画あったんだな。知らなかった。

 

3つの短編で構成されている映画だけれど、ぜんぶ面白かったな。それぞれの短編、面白さの円グラフがまったく違う尖り具合を見せており、最終全部重ねると綺麗な五角形になるような。コーンフレークのパッケージの裏面のような。

とくに3つ目の「透明人間」がやっぱり好きで、おれはどうしたって「無限に飛び上がってしまって地面に降りて来られない」描写が好きである。日常生活を送っていてもふと、次の一歩が地面につかないかもしれない。と思うときがある。今は不思議な力で地面に両足がくっついているけれど、この力に永遠の保証があるとどうしても思えないのだ。常に自分が無限に浮き上がってしまう恐怖がある。ただ、その恐怖と常時がっぷり向き合っていると精神が持たないので、幼いころにアイドリングとしてその恐怖を押し殺してしまったけれど、スリープモードの様なものでバックグラウンドでは常に走っているので、そこを刺激されると気持ち良いのだ。たまに起動してバッテリーを持たせるようなものだ。直近では「Outer Wilds」をプレイしているときにその恐怖が刺激された様を日記に記録している。

 

 

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友人や家族が旅行の話を聞かせてくれることがある。旅先で食べたものの写真を見せながら、こういうところに行ってこういうものを食べたんだと報告をしてくれる。それをおれはつとめて平静を装って聞くわけだが、その実脳内では火花がスパークしている。羨望や冷笑ではなく、本当にこころの底から、「すごいなあ」と思っている。旅行できる人って本当にすごい。どうすれば旅行ができるようになるのか、秘けつがあるのであれば教えてもらいたい。旅行と言えば、長時間家から出ることでお馴染みである。1日以上家を空けることもあるらしい。とんでもないことだ。1日以上家以外の場所にいて平気の平左でいられる人間は何らかの特殊技能を有しているので、誇ってよい。