2024/04/29 紫蘇帖

野菜界の中での大葉の異質さについて。

いつかこれについて語りたい、いつか語りたいとは思っているが、本当に手札が無くなった日に切るカードだろうと思ってなかなか手を出せない。ただかなり強く思ってるんだよな、大葉って、異質。

朝井リョウ「正欲」で...、主人公の一人、うっすらと男性恐怖症を抱えた女子高校生が思い人に対し、「この男の人からはまったく恐怖を感じない」と思い至る描写があるが、おれにとって大葉はそれに似ている。大葉だけはまったく怖くない。おれは野菜がぜんぶ嫌いだが、大葉だけは別だ。大葉からは野菜のヤダみのようなものを一切感じない。味が無いとかそういう風な逃げ方をしているわけではなく、むしろ野菜界の中ではかなり尖った強い味で戦っている方だと思うが、それでいて怖くないのだ。なぜ?どういう意味?これについて一度、いったん皆で話し合いたくて...(令和ロマン)

大葉だけは怖くないんです、不思議と。そう思う人間を集めて箱に入れて放置していたら、何か生まれるだろうか。

 

 

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様々な理由から、風呂が得意ではないひとびとがいるらしい。彼らについてはそんな人もいるのかというきもちだが、自分も「肉体が」(精神が、ではないことに注意)ある程度健康だったらそうなっているだろうな、と思う。風呂ってめんどくさすぎるよな、本当に。自分は一日の終わりにシャワーを浴び、全身に塗布している保湿剤を更新しないと体がボロボロになってしまうので、しょうがなく入れているが。半日以上このルーチンがずれると如実に調子が悪くなってくるので猶予がまったく無い。皮膚表面に時限爆弾が埋め込まれているようなものだ。走り続ける肉体を維持し続けるために毎日強制的に風呂に入らなければならない。風呂に入らないと(体がムズムズして)眠れない。旅行とかして「まあ風呂は明日の朝入ればいいでしょ!」みたいな提案がなされると絶望する。もし、こういう体調上の制約が無い場合はぜったいに入らないだろうな。眠るためだったら人はどれだけめんどくさいことだってするのだ。

シャワーを浴びているときによくアイデアが浮かぶ、というのもある。製作に詰まったときは1日に何回も風呂場に入る。強制的に触覚をジャックしてくれて、かつ視覚情報をシャットアウトしてくれるのが良いんだろう。この世の特許技術の9割ぐらいはシャワー中に生まれてそうな気がする。