2024/03/25 意識でっかち

顔を洗ったあと洗顔フォームにたっぷり残った泡がもったいなくて、とりあえず陰毛に残りを付けている。髪につけりゃいいだろうと思うが、洗顔用の石鹸泡を髪の毛につけるのは少しはばかられる、キシキシしそう。かといって他に念入りに洗いたい場所もないので、消去法で陰毛になっている。消極的陰毛洗浄

もし、顔面より陰部の方が社会的に重要な世界になった場合、まずたっぷりと泡立てた石鹸で陰毛を丁寧に洗い、残った泡で顔をささっと手入れするみたいな世界線もあるのだろうか、今の価値観基準で考えた場合、嫌すぎる。禁忌だ。そんなこと銭湯でやってるやつがいようもんなら出禁にする。ただ今やってるのはパラレルワールドにおいての禁忌かもしれない。どうだろうか。陰部に対して誠実でありたい。

 

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締め切りを守りすぎている!

昔も似たようなことを書いた記憶があるが、最近の自分は締め切りを守りすぎている!これは決して偉いだとか喜ばしいだとかそういう話ではなく、やや危うい傾向だと思っている。断っておくがこれは決して締め切りを破りまくれだとか締め切りは破るためにあるんだ!というアナーキーな破壊的主張をしたいわけではないので誤解しないでいただきたい、分かりやすく言うと今の自分はイルミの針を刺された状態のキルアになってしまっている。怯えているのだ、締め切りに。締め切りを過大評価している。

まず案件があり、そして締め切りがあるわけであるが...例えば、ここに「1週間後」が締め切りの仕事があるとしましょうよ。その話を受けた時点でおれは最悪のケースを想像する。例えば作業3日目で落雷でPCが吹っ飛ぶだとか、6日目に仕様のどんでん返しを食らうとか、まぁそういう規模のものだ。そういうのを想像する。そういう細々とした問題を乗り越えながら1週間後に作業を完了するためには、大体作業全体の工数を3日でできるサイズ感までに減らす必要がある。3日で完了できる工数であれば、もし途中で作り直しが発生しても1週間後に間に合うから。それで案の定大小トラブルが起きつつもちゃんと締め切りに間に合うのであるが、分かりますかこの進め方の問題点。最初から「締め切りに絶対間に合うようなサイズ感で作ろう」という走り出し方をすると、風呂敷が全然広がり切らない!昔の世間知らずだったおれは1週間の作業時間を与えられたとき、その無限にも等しい時間の前で途方もない大ぶろしきを広げ、結果締め切りに間に合ったり間に合わなかったりしていたのであるが、広がりまくった風呂敷はそれだけで魅力的で、コンテンツとして力がある。ただ絶対に締め切りに間に合わそうという意識が強すぎると、そうはなってくれんのだ。慎重になってしまう。「まぁ、締め切りなんて、言うて....」という「締め切り軽んじ」意識があればあるほど良いものが出力できる気がする。良くはないが。良くはないですよ。良くはないんですけど、事実そういう傾向がある。プロフェッショナルではないですね。ただ、今のおれはプロフェッショナルを模しすぎている。意識だけがプロフェッショナル。意識でっかち。「絶対に締め切りを破ってはいけない」という形態を模写し続けて、糞な成果物を垂れ流す人外の魔物。

仕事というゲームからいったん降りて、人生という大きなゲームで流れをとらえ直した場合、実際「まぁ、締め切りなんて、言うて....」なんですけど、それはそう。そしてその意識を適宜適切に運用して、時には仕事のゲームから降りたり降りなかったりできるのが大人だと思うんですけど、弱いもんで、なかなかそう思いきれないですね、実際締め切りを破ることによるサイレントな信頼の失墜はある....のは確かなわけで、怖くてそのラインを攻めきれない。別に、いいんですけどね、締め切りを破ったって。本当に。そうなんですよ。もうちょっと意識を柔軟に持ちたい。

締め切りを守るのは大前提で、その中でできる限り風呂敷を広げてくださいよ。って言おうとしました?今。それは禁句ですよ、正しいだけ。誰も到達できない正しさ。指標。それは指標なんで。指標持ち出してこないでください!