「不安」が発生してぼんやり遠くから曇天が迫っているような気がしているとき、ホラー映画を見るようにしている。むかし見た何かの本で、大事な局面で雨が降りそうなとき、先に大量の水分を大気にバラまいて、大きな雨雲を作って雨を降らし切るみたいな描写があったが’（もしかしたら実用化されているのかもしれない）それに似ている。不安のかたまりであるホラー映画をボンヤリした雑魚不安にぶつけて後者を霧消させるのだ。
んで、ジョーダンピールの「アス」を見た。ある日突然ドッペルゲンガーに襲われる家族が描かれている。かなり怖かったが、劇中後半になるにつれてどんどん主人公一家が（フィジカル的にもメンタル的にも）急成長し始め、不自然なほどに頼もしくなっていくので、どんどん怖くなくなっていく。普通逆だろうという展開になっていく。ホラー映画と言えば、次から次へと理不尽な恐怖が五月雨式に主人公に降り注ぎ、その連撃でもって発狂させるもんじゃないのか。劇中で主人公が恐怖を克服しちゃうことってあるんだ、という感じだった。んで最後まで見て腹落ちした、綺麗な展開の映画だった。
対処療法として選んだ作品がこうも綺麗に幕引きしてしまうと、おれの方に顔をもたげている不安は消え切らず、今日もなにかホラー映画を見るような気がしている。
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ペーパーマリオRPGをちょっとやった！戦闘のテンポが良いのと、戦闘自体に思っていたよりもたくさんのギミックがあって、レベル上げが作業になりすぎないのが良い。舞台全体がたくさんの（文字通り）フレーバーで囲まれていて、はじまりの舞台からどこか雑然としているのも新鮮で良い。リメイク前をやったことがないので、新作の様な気分で楽しめている。紙ヒコーキの操作方法がムズいですね。何度もリトライしてしまった、おれ、飛行機の操作に代表される「操作が上下逆になるやつ」はオプションで絶対反転させる（順行にする）んですが、このゲームにそれはないんですか？？ムズすぎる。上下を逆にさせてくれ。上を押したら、上に行くようにしてくれ。トロンボーンチャンプのスライドの上下も初期値が上下反転だったんだよな、本当になぜ！？実際の挙動がそうであることと、コントローラーにそれを操作として落とし込んだ時にそうであることって同じにしなくても良くないですか！？絶対に、直感的である方が良い
と思って今ふたたびやってみたら、あれ、これ上を押したら上に行っている！？あれ、どっちだったっけ、わからないわからないわからない、この分からなさがパニックの原因になってるのか、たぶん、上押したら上に行ってます。でもそれがすぐわからなくなります！自分でも何言ってるのか分からない、プチパニック、上を押したら上にいってました。すみません
