2024/06/03

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「たき火のそばで」というゲームをプレイしていた。なぜか本編より体験版の方が容量が大きかった(本編は800MBほどに対し体験版は2GBほどあった、本当になぜ?)。体験版の方は日本語に対応していなかったので本編を購入。とある島に遭難した主人公がたき火を辿りながら商人として復興していくはなし。

 

序盤、何故か道に落ちているアイテムをスルーしてしまうという問題にブチあたったが、これは、持ち物がいっぱいだから持てないことを表している。(と思われる。)持ち物を減らしたらちゃんと拾いながら歩くことができた。ここら辺の説明は逐一ほしいところではある。ただ、翻訳も一定の水準に達しているように思われ(ところどころ誤字はある)なにより作品全体に流れるチルな雰囲気と、主人公の旅人があまり露悪的ではない(冒頭からかなり最悪な目に遭ったのにもかかわらず、遭遇した人全員にていねいに接している)点が良かった。ふつう難破したあとどこかの島の浜に打ち上げられたらそれだけでやさぐれてしまいそうなものだが、提示される選択肢がどれも優しいのが良いですね、その優しさに呼応して相手も優しさを返してくれる善のこだまが起こっており、ゲームの世界でしか味わえないじんわりとした温度感が良い。

 

話変わって、きょうはじめて「Among us」をプレイしてみたのだが、こちらは一転「露悪のこだま」状態であった。おれはてっきりアモングアスはボイチャがなければ門前払いだと思っていたのだが、野良で潜るとほとんどはテキストチャットベースの議論が行われており、オッカナビックリ参加を試みた。が、魔境に迷い込んだこねこが1匹状態、かっこうの餌食がネギを背負ってやってきたと言わんばかり、なにもわからないまま、即宇宙船の外にほおり出されてしまった。とにかく、どの野良の部屋も悪意が悪意を呼ぶ悪意のごった煮の巣窟と化しており、誰もが「勝つためならなんでもやる」を徹底している。その残酷なまでのストイックさにさっきまで「たき火のそばで」をプレイしている人間が立ち向かえる筈もなく、すごすごと退散してきた。今全世界で同時に「たき火のそばで」と「Among us」をプレイしている人間は極端に少ないと思うが、一応警告をしておくと、温度差が凄いので同時にはやらないほうが良い。